施工事例

掛川市森林組合(事務所棟・倉庫棟)内観

2019.03.01

[設計思想]5つの建築像
[社会資産のひとつとして愛される建築を][自然エネルギー利用を取り込んだ建築を][日本人の美意識に問いかける建築を][地球にとってやさしい建築を][私にとって必要な建築を]
 製造~使用~廃棄に至るまでエネルギー消費の削減、空調負荷を減らすための高断熱仕様、日射調節を考えた開口部仕様等は極力次世代に対応できるものとして計画した。W.ALCは、木の塊を身に纏っている仕上げ材と断熱材を兼ね備えたものである。(村松篤設計事務所レポートより)
 本プロジェクトでは、W.ALC(厚板集成版)構造壁柱(JAS集成材)として利用計画がなされ、柱・梁材の間にハメ込みパネルとして使用、屋根に天井表しで使われている。地場産のスギ、ヒノキの厚板集成版が全面に室内表しで使用されている。W.ALCの発展型である木構造利用の設計計画研究がなされ、林業試験場で構造実験も並行して検証を行い竣工となったモデルである。

設計協力:スタジオRICCA一級建築士事務所 設備設計:㈱静岡建築設備計画
建築プロデュース:コンセプト㈱、アトリエ采 Photo:サンスタジオ 上田 明
協力:WOOD.ALC中部地区普及協会事務局 株式会社鈴三材木店

竣工
2017年4月
延床面積
事務所243.71㎡、倉庫棟90㎡     合計333.71㎡
構造
【事務所棟木造2階建て】
WOOD.ALC(厚板集成材JAS材)壁パネル・屋根パネル
【倉庫棟鉄骨造平屋建て】
WOOD.ALC(非耐力壁)カーテンウォール
用途
事務所・倉庫
所在地
静岡県掛川市
W.ALC使用量
倉庫棟:15.76㎥
設計
設計監理:(有)村松篤設計事務所 構造設計:(有)山辺構造設計事務所
施工
株式会社エフエフ住宅