フジミビル広島府中
2022.08.24
「木質化したRC造(混構造)」により資産価値向上したテナントビル/Greenイノベーション
当プロジェクトは4階建テナントビル!収益性最優先の事業系建築に対し、RC造を木質化(混構造)することで収益性および資産価値の向上を体現している。RCラーメン構造の主要構造部である外壁にWOOD.ALC(国産杉)のカーテンウォールと過半の床にJAS機械等級製材(国産杉)による木造とする事でスケルトンインフィルを進化させ、劣化部材の更新性と共に各階及び上下階の空間構成の可変性を高め、将来に渡り種々の要求の変化に対して建替え無用という「賞味期限を持たない建築」を実現。所有者/利用者/社会の3者が皆WIN-WINの建築がここにある。
- 竣工
- 2021年4月竣工
- 延床面積
- 400.38㎡
- 構造
- 【概要】
建物構造:鉄筋コンクリート造一部木造/地上4階建て
用途地域:近隣商業地域
防火要求:一般建築
床:RC+JAS製材床組み(120x180@300ピッチ、構造用合板t12+SSボード+構造用合板t9)
壁:W.ALC105外断熱仕様(2、4階)、W.ALC120内外表し仕様(3F)軒下セットバック壁での利用
塗装:シッケンズ セトールHLse+セトールFilter7工場塗装
その他、カウンター・テーブル、ルーバーなどWOOD.ALCの基材を各所に有効利用
【木材使用量】
主要構造部 42.8195㎥
床:JAS機械等級製材9.612㎥/外壁カーテンウォール:WOOD.ALC30.3475㎥/構造材(床合板)2.86㎥/その他 3.6253㎥(外層下地、ルーバー等)/外壁正面エステックウッド0.95㎥
木材使用量合計47.3948㎥
炭素貯蔵量26t-Co2(林野庁「建築物に利用した木材の炭素貯蔵量の表示ガイドライン」に準拠し算定) - 用途
- 賃貸ビル
- 所在地
- 広島県安芸郡府中町
- W.ALC使用量
- 30.3475㎥
- 設計
- 設計監理/株式会社アトリエ秀
- 施工
- 正田建設株式会社/WOOD.ALC工事施工:岩谷テクノ株式会社