戸越の家(一般住宅)事例
2020.03.26
品川区戸越の準耐火構造の木造2階建住宅へのW・ALC利用(WALC以外は燃え代設計による準耐火構造)
木の家を木造準耐火での試みの中でのWALC利用。WALCを利用したリスニングルームはもちろん杉のWALC現しで、その他の部分は漆喰の壁と燃え代設計による木材(梁、柱)現しの仕上げとなっている。準耐火構造では木部の現しが難しいが、このようにすると普通の木の家が準耐火で実現可能だ。
戸越銀座通りから少し奥に入った神社境内に隣接する自然豊かな住宅地。密集地のため不燃化が品川区によって進められている。道路付けの悪い変形旗竿敷地で工事には苦労したが、静かな良い住宅環境が保たれている。がけ地であったり、道路が狭かったり、敷地が変形だったりと悪条件と思われる環境であるが、それ故の良さも見出すことが出来た。都心部ではあるが薪ストーブを設置し、癒される週末を建て主家族は送っている。そんな癒しの住宅の中でも特徴的なのが、断熱・遮熱構造の中で採用した光冷暖房(風がない空調)と木に包まれたリスニングルーム。WALCに包まれた音響的にも優れた、天井の高い空間は神社の緑も楽しめる異質な空間となっている。
情報提供:一級建築士事務所マツザワ設計 TEL:048-885-8241 ホームページ:https://www.aa-mat.net/
- 竣工
- 2019.11月
- 延床面積
- 129.68㎡
- 構造
- 主要構造:木造2階建て準耐火構造
外壁:平屋部分WOOD.ALC(105mm、120mm)
ガルバリウム鋼板葺き - 用途
- 専用住宅
- 所在地
- 東京都品川区
- W.ALC使用量
- 8.5㎥
- 設計
- 一級建築士事務所マツザワ設計
- 施工
- 株式会社デライトフル