「木に包まれて過ごす我が家」をテーマに、温かみの感じられる木の表情のある復興公営住宅の提案された。人と人との繋がりの場として住棟の中心に設置した見守りラウンジやそれと一体的に計画された外部の交流広場など、入居者同士のコミュニティの形成が図られた集合住宅である。
施工面では規格化されたW.ALC（厚板集成版）の加工・施工体制が構築。様々な素材などでも規格ユニット化が進み変化著しい。ボンデ鋼板軒天パネル化など随所に新しい考え方が取り入れられている。1棟2,000㎡からなる集合住宅が2棟同時進行で施工計画がなされ、工期が6月スタートで9月に竣工と約120日の短工期で施工可能な構造方法であることが実証された。建設工期｜H28.6 ～ H28.9

竣工

2017年9月

延床面積

4,045.80㎡

構造

鉄骨造3階建て
準耐火構造（イー１）
壁：WOOD.ALC（厚板集成版）ｔ１２０ｍｍ
非耐力壁ロッキング構法

用途

集合住宅

所在地

福島県二本松市油井字大窪96｜3・4号棟

W.ALC使用量

437.17㎥

設計

チーム木楽里 （代表事業者：辺見三津男設計室、藤田建設工業㈱）

施工

チーム木楽里 （代表事業者：藤田建設工業㈱、会津土建㈱、県南土建工業㈱）