施工事例

メロン農家のための住宅

2020.06.05

メロンを育てる農家のための住宅は、栽培温室と同じ形状の屋根を持つ建物である。屋外から通り庭やリビングへと繋がる開放的なプランは、農作業から室内に戻りやすい構成である。
東西の壁面が、屋根から連続的にガルバリウム鋼板が葺かれている2階建ての住宅である。南側ファサードの妻面の外壁に、外装として105mm厚のWOOD.ALC を用いている。この地域は、太平洋から吹き付ける遠州のからっ風と呼ばれる強風が吹きつける。この強風に耐え、かつ、直射日光による日射熱の影響を遮断するための効果的な外皮をWOOD.ALCで構成した。これによって屋内の居住性能を保ちながら、パネル以外の部分を開口部として大きく開けることができて、室内外の連続性の強い住宅とすることができた。東西の外壁と屋根は外断熱で構成し、妻面の南北面は内断熱として断熱方式を切替え、外装や開口の自由度を優先する計画としている。
Photo by Koji Fujii / TOREAL

竣工
2020.3月竣工
延床面積
198.46㎡
構造
主要構造:木造2階建て
外壁:WOOD.ALC(105mm)高耐久塗装,在来工法ガルバリウム鋼板または塗装仕上げ
用途
住宅
所在地
静岡県磐田市
W.ALC使用量
4.13㎥
設計
株式会社bask design
施工
株式会社スカイ